コイン博士になろう!

コインの素材

今日本で使われているコインの素材にはさまざまなものがあります。そのほとんどが金属でつくられているんですよ。金、銀、銅など…これらの素材にはそれぞれの特ちょうがあり、偽造(ぎぞう)されにくく加工しやすい素材がコインをつくるのに適しています。

コインの素材・金

ソブリン金貨

金は大昔から知られている金属のひとつで、日本をはじめ、世界中で貨幣として使われてきました。金の一番の特ちょうとして、いつまでたっても「くさらない」という点があげられます。なので、金は永遠の輝きをもつといわれるんですね。

また、もう一つの大きな特ちょうは、とてもやわらかく加工しやすいことです。金箔(きんぱく)を想像してみるとよくわかると思います。のびやすい性質の金でなければ、あれほど薄くはのびないでしょう。

ですが、これをコインの素材に利用するにはそのやわらかさがジャマをするので、銀や銅をまぜたものを使います。これを合金(ごうきん)といいます。ただ現在、金のコインの多くはコレクション目的で出回っていて、こういったコインはほとんど100%金だけでつくられています。

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コインの素材・銀

金と同じように銀も昔からコインの素材として、おなじみの金属でした。よく私たちが小銭(こぜに)といっている補助(ほじょ)貨幣も、明治時代には銀を使ってつくっていたんですよ。銀は酸素(さんそ)や硫黄(いおう)などほかの物質と反応するため、わりと変色しやすい性質をもっています。

けれど、変色してしまった部分が保護膜(ほごまく)になって、それ以上くさることはありません。銀のコインは昭和41年を最後にコレクション目的以外のものは流通していません。これは写真のフィルムなどの原料として銀がつかわれることが増えたからなのです。

コインのコレクターの中には変色したコインを好む人もいますが、一般的にはそのようなものは評価(ひょうか)が低くなってしまいますね…。その一方で、人工的に変色させたコインは人気があるんですって!なかには虹(にじ)のような変色模様もあるんですよ♪

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コインの素材・銅

10円

この銅も古くから使われているコインの素材ですね〜。昔の日本では銅のことを「あかがね」とも呼んでいました。コインの素材にも純粋(じゅんすい)な銅だけを用いたものはほとんどありません。

多くは青銅や黄銅、白銅になります。たとえば10円玉は青銅、100円玉は白銅です。特に100円玉は銀でできていると思っている人もいるみたいですけど、そうではないので、勘違いしないでくださいね!

青銅(せいどう)

10円玉には青銅95%、スズ:1〜2%、亜鉛(あえん)3〜4%がふくまれています。青銅は空気にふれると、だんだん酸化(さんか)して、表面に緑青(ろくしょう)といわれる青緑色のさびが出てきます。青銅は比較的のびもよく、加工もしやすいため、鉄が登場するまではもっと色々な利用法があったとされています。

黄銅(おうどう)

黄銅でつくられているコインといえば、5円玉があげられます。この5円玉には銅60〜70%、亜鉛30〜40%がふくまれています。亜鉛の量によって丹銅(たんどう)、七三黄銅、六四黄銅と、いくつかの種類があるんですよ。

白銅(はくどう)

50円玉と100円玉が白銅でつくられています。銅70〜90%、ニッケル10〜30%をふくんでいます。ニッケルの量が多いと銀と同じように光るので、銀の代わりにもなるんですよ。また、白銅は海水に強いため、船に関する部品などにも数多く利用されています。
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コインの素材・アルミニウム

1円

買い物のお会計をするとき、これがなくて困った経験がある人も多いのではないでしょうか。アルミニウムでできているコインに1円玉があります。しかもアルミニウム100%なんですよ。1円玉は硬貨のなかで一番たくさんつくられています。

さらにコイン以外にも飛行機や船、電車の車両などにも利用されています。アルミニウムが鉄や銅よりも軽く、くさりにくい性質をもっているため、乗り物の部品などを作るのにも便利なんですね。また食器類にもおなじみのアルミニウムは再利用にもぴったりで、環境(かんきょう)にやさしい素材とも言えるでしょう。

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コインの素材・ニッケル

100円

コインに使われているほかの金属よりも歴史が浅(あさ)いのがニッケルです。白い色で光沢があり、かたいのが特ちょうです。ですが、強磁性があるため、いろいろな形に簡単に加工できるのがニッケルのいいところではないでしょうか。この特性は貨幣の偽造(ぎぞう)防止にも役立ちますね!

また、ニッケルは鉄合金のステンレス鋼のおもな成分でもあるんですよ。家庭用品や車などあらゆるものに利用されていますが、アクセサリーなどに用いられている「ニッケルめっき」はアレルギーの原因になると問題視されています。

反対に、ある決まった量なら鉄の吸収促進(きゅうしゅうそくしん)や代謝(たいしゃ)促進などの良いはたらきもあります。大豆やインゲンなどの食べ物から適切(てきせつ)な量を取りましょう。

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